おはようございます。
最近、久しぶりに昔読んでいた婚活ブログを見るようになりました。
「やっぱりお付き合いやめて、一から婚活頑張ります。」という人もいれば、
「もうすぐ結婚します!」という人も沢山いました。分岐点は、「その人を好きかどうか」という人が多いなぁと思いました。
誰かと一生一緒にいる為には、良い条件だけではなかなか決断出来ないのかもしれないなぁと思いました。
それでは、今回も物語の続きを続けます!
第26話
街コンで出会った彼は、4つ年下の高橋さん。
仕事は小学校の先生。今は、2年生を担当しているそうだ。
高橋さんは、少しオドオドしながら立っていた。ちょっと緊張している雰囲気だった。
「あ、あ・・、どうも・・。」
宮田さんのように、気の聞けた事が言える感じの人でもなければ、安藤さんのようなぶっきらぼうな感じでもない。
映画を見に行くと、少し照れ臭そうに
「わぁ、緊張するなあ・・。」
と、ハニカミながら笑う高橋さん。
決して背も高くなければイケメンではないけど、笑うとチャーミングな彼。
ドキドキとは少し違うけど、一緒にいると心地いいし癒される感じの人・・。
映画を見終わった後は、彼行きつけの居酒屋へ。チェーン店ではないけど、男の人同士でしか行かないような店だった。
普通なら、ここはオシャレなカフェとかになるんじゃないの?と、思ったけど。
「この焼き鳥美味しいんだよ!特に、このタレつけると最高だよ。食べてみて!」
と、さっきまでオドオドしてたのが嘘みたいに意気揚々とし始める高橋さん。
おそらく、焼き鳥とビールが心の底から好きなんだろうな・・。
高橋さんは、かっこつけない人。恋のテクニックとか、「こうすれば女性は落ちる」とか、そういう事を考えない人なのかもしれない。」
嬉しそうに焼き鳥を頬張る高橋さんを見て、可愛いなぁと思っていた私。
だけど、もし安藤さんや宮田さんと出会ってなかったら。高橋さんに対して見る目がまた違ったのかもしれない。
あの二人は、魅力的だったけど心の何処かで落ち着けない自分がいたのだ。
人の出会いは一期一会という。どんな出会いにも、必ず意味がある・・。
「今日は、お疲れ様やったね。乾杯しよう!」
私は高橋さんと、ビールジョッキで乾杯した。
これが、高橋さんとの初デートだった。
つづく