おはようございます。
ここ数日、熊本の方で地震が続いています。
一刻も早い復興を心よりお祈りします。
また、他地方の方も備蓄にはしっかり備えておきましょう。
今後予測される地震に、南海トラフなどが挙げられていますが、実際起きるかどうかはわかりません。
しかし、東北、九州と続いていますので関東・東海・近畿・四国方面も油断出来ないなぁと思います。
水は特に必要といわれていますので、常に確保しておきましょうね。
それでは、小説の続きいきますね!
第20話
安藤さんに心惹かれていた筈なのに。
私って、ずるい女なの?
今こうして、安藤さんをキープしながら宮田さんともBARに飲みに来てる・・。
ユキさんは、
「できるだけ沢山の人と出会って、話せる機会があるなら沢山話した方がいいわよ。」
と、いつも言っていた。
意思疎通が出来なくなるような男性はダメ。
あなたとのコミュニケーションを大切にしてくれる男性を選ぶと、きっと幸せよ。
溜息交じりに語るユキさんの横顔が忘れられない。
でも、だからと言って誘われたら何処でもホイホイついてく私もどうなんだろうか・・。
気になる男性が他にいるのに、他の男もイケメンでいい男なら平気でついて行ってしまうなんて・・。私って最低?
こんな姿を、安藤さんが見たらどう思うんだろう?失望してしまわないかな?
私の事・・。
嫌いになっちゃったらどうしよう・・?
「サチコさん、どうしましたか?」
と、宮田さんが不思議そうに私の顔を覗き込む。
くるくるとした、大きくてキラキラした瞳。きっと、凄く純粋な心の持ち主なんだろうなぁ・・。
宮田さんって、まさに正統派の王子様タイプ。
色も白くて、肌もツヤツヤしてて・・。
安藤さんは、クールで大人な雰囲気で宮田さんとは正反対のタイプ。
ぶっきらぼうそうだけど、少し照れ屋さんな感じで、そんな所がギャップがあって少し可愛いのよね。
どちらも、面識ない二人だし。
別の街コンで知り合った二人だし・・。
と、自分に言い訳してる・・。
だって、どっちも魅力的なんだもん。
それに、二人ともまだ知り合ったばかりの男性だし、もっと良く知らないとわからないもの。
うん、そ、そうだ。そう・・。
「なんか、悩み事とかあるんですか?ずっと眉間にシワが寄ってますよ?」
「もし良かったら、僕で良ければ聞きますよ!」
と言ってニコニコ笑う宮田さん。なんて優しいんだろう。
「あ、ご、ごめんなさい。か、考え事してて・・。仕事の事とか、ついつい思い出して考えちゃって・・。」
「サチコさん、休みの日も仕事の事とか考えるんですね。真面目だなぁ。」
「僕なんて、休みの日は仕事の事は一切考えませんよ。だから、サチコさんって偉いなぁって思います!」
「でも、今は仕事の事は忘れましょう。
折角こうして出会えた訳だから、今この時間を大切にしましょう!だから、乾杯!」
ワイングラスを持って、私に向かってウインクする宮田さん。
どうしよう。
安藤さんにも、宮田さんにも正直心が揺らいでる・・。
そんな中、私の携帯に着信が鳴った・・。
つづく