おはようございます。
サチコの街コン物語では、実際に私が体験したリアルな街コンネタをベースに作られています。
その為、非常にリアルな展開となっています。
是非、これから街コン参加を考えている方はご参考にして頂けると嬉しいです。
第7話
今回の街コンのアピールタイムで話した人数は、ざっと7人ほど。
一人あたり10分程度の時間が設けられており、あとはフリータイムといって気に入った人同士でもう一度話せる時間が設けられていた。
ユキさんによると、最初のアピールタイムは街コン業者によってまちまちで1~20分の間で設けられている事が多いみたいだった。
大規模な街コンによっては、1~5分位の所もあり、全然名前も顔も覚えられないまま終了してしまうため、アピールタイムの時間が10~20分設けられている街コンは良心的とユキさんは言っていた。
気がつけば、私も何人かの人と連絡先を交換していた。
気に入った人だけ、名前も顔もしっかり覚えている。
最後に話した、ディーンフジオカ似のクールイケメン商社マン、安藤さん良かったなぁ・・。
トークは盛り上がらなかったけど、かっこ良かった。
たぶん、今回の街コン一番人気なんじゃないかな?
伊藤英明似のスポーツマン系男子、吉田さんも良かったなぁ。
ただ、服のセンスが変だったのよね。
変な柄のTシャツに、悪趣味なアクセサリーをゴチャゴチャつけてるのが嫌だったかも。
カバンにつけてる変な「死にかけおじさん」みたいなキーホルダーも気になって仕方なかったし。
しかし、そんな事をふと考えているとフリータイムで田中さんが私の所にもう一回やってきたのだ。
「ねぇーねぇー、俺のツレとこの後一緒に飲みにいかない?」
えー・・。チャラそうな田中さんと行くのか・・。
正直、田中さん興味ないんだけどなぁ。
でも、ユキさん田中さんの事まだ気になってそうだし、もし私がユキさん誘ってみんなで飲みに行けば、もしかしたら二人の橋渡しになるかもしれない。
隣のユキさんが、田中さんを見て少しモジモジしてる。
その姿をみて、私は決意した。
「私も友達誘って行きますんで、是非行きましょう!」
つづく