おはようございます。
いよいよ、街コンデビューしたサチコが「街コン二次会」に参加します!
第8話
街コンにいくと、気のあった人同士で二次会にいく事があるとユキさんが教えてくれた。
なかなか婚活パーティーだとこういう流れになる事はないので、
トークで盛り上がって仲良くなりたい方には街コンが向いているそうだ。
田中さんが連れてきた友達は、なんと私が第一印象でいいなと思ってたディーンフジオカ似の商社マン、安藤さん!
あともう一人は、特別印象にも残っていなかったけどオットリした雰囲気の山田さん。
たしか、学校の先生だったかな?
芸能人でいうと、堺雅人を柔らかくした感じかも。
私と、ユキさん。佐伯さん、安藤さん、山田さんの五人で二次会に飲みに行くことになった。
安藤さんは、二次会でも殆ど話そうともしないで携帯ばかり弄ってた。
街コンで沢山の女の子から名刺を貰っていて、その子たちにメールを送ってる雰囲気だった。
やっぱり、モテ男は競争率が激しいよね・・。
安藤さん、私たちの顔をザッと見渡して無言で頷き、また携帯を弄る。ずっと、この繰り返し。
ユキさんが、隣でボソッと
「もしかして、この人・・。女に慣れてないのかも。」
と言った。
私は女に慣れてないというより、
「他にも網を張り巡らせて、物色したいタイプ?」って思ったかも。
だけど、いくらなんでも人前で他の女にメール送るなんて失礼だよね。そんな事、二次会の後でやればいいのにって思っちゃう。
それに比べて山田さんは、私たちに気を使ってニコニコと色々話しかけてくれた。とても感じのいい人・・。
やっぱり第一印象だけでは、人ってわからないよね。ゆっくり改めて話してみないと。
「どんなに興味ない人でも、誘われたらまずご飯に行くべし」って、恋愛コラムの本に書いてあったけど、本当にそうだ!って、身をもって知ったかも!
二次会が終わると、山田さんからメールが届いた。
「今日は、ありがとうございます。とても楽しかったです。
街コンには初参加だったのですが、
サチコさんもユキさんも気さくな方で本当に良かったです。
サチコさんは、自然体でとても話しやすかったです。
もしよかったら、今度ご飯食べに行きませんか?」
つづく