おはようございます。
最近ですが、一年前に街コンで出会った青年の恋愛相談を聞く機会がありました。
街コンに行くと、その時はそのまま終わってしまっても久しぶりにメールをくれる人もいます。人の出会いは、一期一会といいます。
どんな出会いも、大切にしていきたいものですね!
第27話
高橋さんとは、2回目のデートで告白され交際する事になった。
「結婚前提で付き合って欲しい」
と言われた事が決め手の一手だった。
しかし、決まる時は早いものだ。
どんなに待っても、決まらない時は一向に決まらないというのに。
その後、「久しぶり。元気にしてる?」と、安藤さんからメールが来る事もある。
しかし、安否確認のようなメールのやり取りで結局終わってしまう。安藤さんにとって、私はキープ要員なのだろうか・・?
最初は惹かれていた安藤さんだったが、やがてこのような事ばかり続く事に少しずつ気持ちが薄れていったのかもしれない。
やはり、男性はストレートに気持ちを伝える事が大切だと思う。
女からのアプローチを待っているような男だと、交際前はドキドキして楽しいかもしれないけど、交際後は疲れるだろう。
だって、交際後も女がずっと頑張っていけないといかないからだ。
私の婚活ブログ活動は、高橋さんとの交際後も続いていた。ブログ読者からは「おめでとう」のコメントが相次ぐようになった。
人気婚活ブロガーの交際がスタートしたという事で、雑誌社からもコラム記事の依頼が届いた。
そして、自らLINEグループを立ち上げた「サチコン倶楽部」のメンバーにも彼が出来た事を報告した。
いろんな人から「おめでとう」を言ってもらえるのは嬉しいものだ。
しかし、彼が出来た後にふと思うのだ。
このような活動を続けている事が、もし彼にバレたら彼は何と思うのだろうか・・。
色んな男性と婚活で出会った事を、面白おかしくブログに綴り、人気者になり記事も書いている私。
一か八かの賭けだった。彼に正直に自分がやっている事を伝える事にした。
さすがに、ブログの場所まではなかなか言えなかったけど、記事を書いている事や、サークルを立ち上げて婚活座談会などを開いていた事・・。
彼は、「へえ・・。」と、驚いていた。しかし、それ以上見たいとも凄いとも何とも言わなかった。
もしかしたら私が思っているほど、彼にとってはそんな事はとても些細な事だったのかもしれない。
いくら恋人とはいえ、他人同士なのだ。
何でもかんでも全て話せばいいという事ではない。
しかし。知らなくていい事は、伝えなくてもいいのだ。
ただ、知っていて欲しい事だけ相手に伝える事は大切だ。それは、途中から言うのではなく出来る限り最初のうちに伝えた方がいいと思う。
高橋さんと出会い、交際がスタートしてから私はすぐに彼を親に会わせるようにした。
「親に会って」と言った訳ではない。それは、自宅に送ってもらうついでだった。ほんの少しの会釈だけだけど、それだけでもとても大切な事だと思う。
結婚は当人同士がどんなに良くても、互いの親が気に入らなければ話が進まなくなってしまう。
交際一年後に、やっと親に会わせる事になっても「何だこの女は」と反対されたら、今までの一年間が水の泡になってしまうのだ。
そんなこんなで、私たちは交際後すぐに互いの親を紹介し合うようになった為、安心しながら交際する事が出来たのかもしれない。
しかし、そんな私たちでも喧嘩する事だってあるのだ。
そんな時に限って、安藤さんや宮田さんが久しぶりメールを送ってくれるのだ・・。
彼らと特別会う訳でもなかったが、「彼氏できた?」とも特別聞いてくる訳でもなかったので私は何も答えていなかった。
そんな私も、駄目だったのかもしれないけど・・。
そんなある日、宮田さんから一通のメールが届いたのだ。