おはようございます。
最近、婚活中の男性から「幸せにはなりたいし、彼女は欲しいんだけど・・」といった相談を良く聞きます。
どの方も、本気になれば彼女出来るルックスやスペックの持ち主。しかし、相手に求めるこだわりの強さ等から彼女が出来にくい男性が増えています。
そんな男性こそ、是非どんどん出会いの場に足を運んで欲しいなと思うのです。
最初は足取りが重くても、段々人と出会うことが楽しくなっていくハズですから・・。
それでは、今日も小説の続きを続けます!
第29話
街コンで出会った高橋さんとの結婚話が着々と進んでいく中、久しぶりにユキさんから連絡があった。
私が結婚する事が決まったことを報告すると、ユキさんはとても驚いていた。
そして、「おめでとう」と言ってくれた。その言葉がとても嬉しかった。
私がこうして、街コンを楽しむことが出来たのも、ユキさんが色々教えてくれたお陰だ。
「じつは私もね、中川さんと再婚する事が決まったの。中川さん、覚えてる?ほら、あの肉バルコンで出会った証券マンの・・。」
もちろん覚えてる。私が宮田さんと出会った肉バルコンだ。
少し竹野内豊に似た、スーツの似合うイケメンだったっけ。
ユキさんは、宮田さんの先輩である中川さんと確かにいい感じだったっけ・・。
「私たち、2人ともお互いにバツイチ同士だったからかもしれないけど、なんか共感出来る部分があったのよね・・。」
「正直、バツイチ子持ちだったから結婚なんてもう無理だと思ってた。
だから、街コンでも行って楽しんで生きようって思ってたの。」
「もちろん、街コンもいくつになっても参加できるものでもなかったから(年齢制限もあるし)、内心焦りも多かった。
それでも、ずっと明るくしていようって思ってたのよね。
まさか、こんな素敵な出会いがあるなんて思ってもなくて。本当に、あの時参加して良かったって思ったの。
サチコちゃんに、喜びの報告したくて連絡したんだけど、サチコちゃんの嬉しい報告まで聞けるなんて本当に嬉しいわ!」
「また、2人でお祝い会もしたいわね!
あっ、それとも2人の新しい旦那さん連れて4人でする?」
あの時、1人で勇気を振り絞って街コンに参加した事がキッカケで、女友達も婚約者も。
そして、仕事も(婚活ブロガーの為、ライターの仕事や雑誌のインタビューにも覆面で答えている。)ゲット出来るなんて・・。
こんなに人生が180度変わるなんて、思いもしなかった。
本当にあの時、街コンに参加して良かった・・。私は、改めて心の底から思ったのだ・・。
つづく